2007/12/31

【ID講座】飲食店デザイン

久しぶりの連載企画(?)、ID講座レビューの時間で御座います。

最近マイミクになった人の為にハナから説明さして頂くとですね、
週1回のキャリアスクールでインテリアデザインを勉強しているんですよ。

高卒→プー→水商売→バイク便→起死回生で大工/家具職人

という輝かしいキャリアの持ち主であるボクは、
「ガッコー」というモンに漠然とした憧れがありまして、
水商売時代の借金を6年がかりで完済した記念に、
5年ローンを組んで(←懲りてねぇ)新天地の門を叩いたのです。

チョイと名前の通ったガッコだし、建物も事務のオネエサンも綺麗だし、
オニャノコに囲まれてオサレなスクールライフを満喫出来ると思いきや、

世 の 中 そ ん な に 甘 く あ り ま せ ん 。

創造力と時間とカネ、後は精力とかモチベーションとか色々諸々を
限界まで引っ張り出されてヒィヒィ言ってるワケです。



で、今回の課題は飲食店舗の改装工事。

ばしょ:銀座プランタンの裏あたり。
げんきょう:いろんな国のビールが呑める飲み屋。
ひろさ:40坪弱。40~50席。

まがりなりにもバーテンダーとバー経営経験があるわけだし、
7,8年毎週毎週夜遊び三昧の日々を過ごしてきたし、
40歳くらいまでには「飲食店舗の空間プランナー」などという
バブリーな肩書きを欲しいと思っているので、
そりゃ気合いも入りますよ。

業態は終夜営業のカクテルバー。
メインターゲットは銀座で働く夜のオネエサン達。

バーと言ってもインテリア的にジャンル分けすると色々あるわけで、

カフェバー(ENJOYHOUSEやアプレミディみたいなの)、
カウンターバー(BAR JAMみたいなの。探偵小説にありがち)、
ラウンジバー(WOMBの4Fみたいなのとか、キャバクラとかも)、

定義は曖昧だけどそれぞれ楽しみ方が微妙に変わってきますよね。

そこでボクが考えたのは、
上の3ジャンルを一つの店舗におさめてクライアント受けを最優先して、
レイアウトと導線(お客やスタッフの通り道)を考えてみました。

まだ叩き台の段階なので色や素材とか照明計画は未定なんだけど、
限界ギリギリまで席数を増やしてノルマを大幅に超えた69席。



エントランス付近はカジュアルに楽しめるテーブルエリア、
バーテンダーと密度の高いコミュニケーションがとれるカウンターエリア、
VIP気分でくつろげる奥のラウンジエリアと分けてみました。

奥に行く程座席密度が薄くなっているのがミソ。

丸いカウンターの隣にある赤い床はステージ。
ココにグランドピアノを置いてエロエロムンムンな演出をします。

さてさて、これから床材や壁材考えて照明つけてピアノ作ってw、
厨房やらトイレやらやる事たくさんあるんですが、
パソコンの前に自分の方が知恵熱で熱暴走しそうなので
テキーラでアタマ冷やしに行きます。


2007/12/03

都市再開発とサウダージ

今日から始まる新しい課題のリサーチの為に
クラスメイトと銀座を練り歩きました。

銀座も変わったねー。

イトシア近辺は人が多すぎ。人混みで目眩がするほど。

どっかの経済新聞では、銀座~有楽町界隈のリニューアルについて、
「このイトシアや東急ハンズで今までより若い層を呼び込む」
みたいな事を書いていたけど、いまいちピンと来ない。


自分がそういうのを考えられる立場なら、
そんな若年層なんぞバッサリ切り捨てて、
銀座という街にステイタスを感じていた団塊世代を狙った方が
余程いいんじゃないかと思います。あいつらカネ持ってるし。

最近の昭和レトロブームに「みゆき族」のテイストを絡めたりしてさ。


そんなヨタ話はともかく、
ここ数年、お台場やら汐留やら六本木やら
東京都心部の再開発計画の中では、
なんだかお粗末で的外れに思えてしまいますね。

六本木の東京ミッドタウンや代官山は好感が持てる方だけど、
他は殺風景で人間臭さを感じなくなってるのが残念。

ドラえもんや鉄腕アトムにあったような
近未来の夢の都市が現実となりつつありますが、
実際に出来てみるとチト違和感を覚えてしまうんですよね。


東京で生まれ育ったボクとしては、
自分の育ってきた街がこんなに無味無臭無菌になるのが凄く寂しい。
地方から上京してきた人達が持っている故郷に対する憧れ、
言わば「還るべき原風景」が無くなってしまうんですよ。

例えば、どこの誰が決めたんだかわからない「標準語」というものに
東京本来の方言である「江戸弁」が駆逐されてしまったように。


なんだかなー。なんかヤだなー。

このままだと住みづらくなりそうだ。
他に行くアテなんてないけれど。


こんな妙にやるせない気分を言葉にするとこんな感じ。
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サウダージ (saudade):ポルトガル語で「郷愁」「哀愁」「乾杯」
「つらい思い出」「失ったものを懐かしむ感情」などの意味。
「哀愁」や「郷愁」の意味で定着している。
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いやいやいや。

「故郷」に居ながらにしてこんな思いはしたくないわい。

これじゃ「あの頃は良かったなぁ。。」なんてグチる
くたびれたオッサンと変わらない。


まがりなりにも「再開発」でメシ喰わせて貰ってる立場だし、
いずれはそのフィールド「部屋作り」「店作り」で
自己実現をしてみたいと思っているからこそ、
今の「街作り」に疑問を感じるようになりました。



でもまぁ、

こんな風に疑問を持つ事ってすごく大事だよね。

今にして思えばDJ始めたキッカケも、
クラブシーンに対する漠然とした疑問だった筈だし。
結果はどうあれシーンに対して問題提起をしつつ、
沢山の人に影響を与えながら今の今まで生き残れて来たんだから、

最近になって感じ始めたこの疑問も、意義のある一歩かもしれません。

2007/11/26

MaxMara

ひょんな事からオンナ友達に誘われてこんな所に行ってきました。

[coats! MaxMara, 55 Years of Italian Fashion]
http://roppongihills.com/jp/events/macg_MaxMara.html

「max maraって何屋ですか?」
なんて言うボクを誘う方もどーかと思いますが、
誘ってきたのもこんなブランドとは縁の薄い連中なので
おもしろ半分で乗ってみました。

チョイと検索したらどうやら服屋らしい。
そういえば骨董通りの入り口にデカデカと店構えてるよねー。


どうでもいい事なんだけど、


「マックス・マーラ」ってどういう意味合いなんでしょうかね?


やっぱりああいう意味なんでしょうか?


卑猥極まりないネーミングですよね。


けどここまで威風堂々と来られちゃかえって清々しいかも。


チョッピリ親近感わきました。




そんなブランドの展示会に、
何故ボクが興味を持つのかが非常に不可思議なんでしょうが、

キモはココなんです。
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展示デザインは、ベルリン美術館・文化フォーラムと同じく、
ミラノを拠点として活躍する建築スタジオ
「ミリオーレ+セルベット アソシエーツ」の建築家イーコ・ミリオーレ
によるものです。
森アーツセンターギャラリーの750平方メートルに及ぶ展示スペースは、
イーコ・ミリオーレ独特の造形と照明、
デジタル画像を複合的に扱う前衛的な手法を駆使し、
インタラクティブな展示方法を導入することで
力強く刺激的な空間を創り出し、
訪れる人々をマックスマーラの魅惑的な世界へと誘います。
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正直なところ、デカマラなんぞ興味は無いのですよ。
連れの2人もマラは間に合ってるようなので、
お目当てはチンコよりもイーコ。

まぁイーコなんちゃらって人も全然知らないんですがね、
高級ブランドのエキシビジョンがどんななってるのかって方が
ソソるワケなんですヨ。1000えんだし。

ほいで主役であるはずのコートには目もくれず、
照明の使い方だとか什器のカタチだとか舐めるように見て回りました。


やっぱり巧いんですよね。

コートの歴史がひと目でわかるショーケースからはじまって、
ウンチクを楽しませるクラシカルで粋な仕掛けから、
プロジェクターやら液晶モニタを贅沢に使ったPVでは
製造工程の映像を流してみたり、
コートと共にファッションデザイナーのラフスケッチを飾ってみたり、
ショップでは決して見せない裏側を楽しませてくれる計らい。


魔法ですよコレは。
自己主張を抑えつつも展示物の魅力を最大限に引き出して、
観る人をブランドのストーリーにハマらせる魔法。


オレまでコート欲しくなっちゃったもん(誤)。


いいなぁ。
早くそんな緻密な魔法を覚えたいもんです。
酔わせてみたいものですよ。
そしてオレのマーラもマッ(以下略

2007/09/23

佐藤可士和の超整理術

整理整頓を無上の苦痛に感じるボクの部屋には、
「整理術」だの「そうじ力」だの、
「片付けられない人のナンチャラカンチャラ」みたいな本が、

床 の 上 に 散 乱 し て い ま す 。

パソコンの中身やネット上のコミュニケーションは、
わりかし理路整然としている方なんですが、
(mixi日記とかもUPするまで何回も直すもんね)
リアルの方はカラッキシ駄目なんです。

「オマエは物事を考える順序が滅茶苦茶だ」と、
ウチのオヤジとか職場のジジィとか、
挙句の果てには遠い昔の歴代彼女にまで説教され続けて32年。

そんなボクが何故こういう整理系自己啓発本に弱いかと言いますとですね、





ズバリ。






叶わない夢を追い求めるのがオトコのロマンだからさ。







あああ。


小せぇ。


オレってチィせぇなぁ。。



正に「小さな巨人」だぜ。




そういうワケでまた懲りずに買っちゃいました。

「佐藤可士和の超整理術」
http://www.amazon.co.jp/%E4%BD%90%E8%97%A4%E5%8F%AF%E5%A3%AB%E5%92%8C%E3%81%AE%E8%B6%85%E6%95%B4%E7%90%86%E8%A1%93-%E4%BD%90%E8%97%A4-%E5%8F%AF%E5%A3%AB%E5%92%8C/dp/4532165946

このカシワさんってどんな人かと言うと、
グラフィックデザイナーで
クリエイティブディレクターで
アートディレクター。

最近ようやく6文字以上のカタカナ肩書きを
フリーズせずに演算処理出来るようになったボクのCPUでは、
要は「図案屋」兼「企画屋」として有名な人だそうで。

きっと「リノベーション♪」とか「コラボレーション♪」とかいう
謎の呪文を並べてハクい(←千葉弁)ネェちゃんにモテモテの錬金術師なんでしょう。

15年経ったらボクもこうなります。
皆さんも今のうちにボクの性春時代に華を添えて下さい。
是非とも。


それはさておき近頃世間で注目浴びてる広告なんかが、
実はこの人の手によるモノだったりしてナカナカ面白い。
見応えのあるHPはコチラ。http://kashiwasato.com/#

本の内容を一言でいってしまうと、
「魅力ある企画を搾り出す為には如何にして思考や情報を整理していくかが重要」
という事だそうで、本としても読み応えがあるのでボクのような整理本依存症でなくてもお勧めですわ。


整理とは直接関係ないトコで感銘を受けた一節を抜粋。
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僕の考えるアートディレクションは、自己表現が原動力ではありません。

「いろいろなジャンルのプロジェクトを数多く手がけていて、
アイデアが尽きることはないのですか?」

こう聞かれることも多いのですが、その心配は全くありません。

何故なら、答えはいつも、自分ではなく相手のなかにあるからです。
それを引き出すために、相手の思いを整理するということが、
すごく重要になってくるのです。
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素晴らしい。

そして新しい。

ユニクロとかスマップとか極生とかで、

さんざんテメェの名前を売った挙句にこの台詞。

新時代の職人気質ともいうべきか。

スゲェ格好イイと思いませんかね?



「自分の好きな曲をかけるのがDJプレイなのではなく、
オーディエンスの感情を曲で代弁するのがDJプレイなんです。」


みたいな。


おおお。


言 っ て み て ー 。


きっとモテモテだぜ(←この時点で間違い)。


ま、

ボクには到底無理そうな境地なようですが、
良い本良い言葉に出会えた事は間違いない。

せっかくの良い本も、

本棚に入れてしまうと返し読みしなくなるという悪癖があるので、

とりあえず床の上に置いておきます。

2007/09/15

【ID課題】alfa romeoショールーム





Google SketchUPで煮詰まる事2週間、
ようやくスケッチが完成しました。

いやぁ「産みの苦しみ」って奴を存分に味わいましたよ。

こんなんでも神経が参ってヨレヨレです。


平たく言ってしまえば「'80ディスコ風クルマショールーム」。


七色の床とかシャンデリアとかスモークマシンで霧を出したりとか、
パツキンのビキニのチャンネェ配置してみたり、
かなりフザけた事もやってみたけど、
試行錯誤と自問自答を繰り返しながら今の形に落ち着きました。

大理石の床→ブランドの重圧感
ベロア地の壁紙→イタリア車特有の官能と妖艶さ
白いパイプ風の装飾→現代的な技術と先進性
ミラーボール→隠し味としてのファンキーさ

そんな感じでイメージしています。





クルマの展示台の高さをかなり高めに設定して「高嶺の花」感を演出。
クルマにしてもオンナにしても、
「手が届くか届かないか」っていうトコが一番ソソられますよね。



前回よりも「ちゃんとショールームとして機能」するように、
テレビ置いたりパソコン置いたりしてます。
スタッフヤードはバーカウンターをイメージ。
パツキンじゃなくていいからハクいチャンネェにカマって欲しいよね。



商談スペースは展示台と同じ高さに設定して、
現実的に購入を検討出来る顧客だけが、
クルマと同じ目線に立つ事が可能になる。





・・・まだ足りない。
ホントはもっとコテコテでデンジャラスなデザインにしたいんだけど、

ボク自身はともかく、

パソコンの方がヤバいのでココら辺で抑えておきます。

やっぱり4万円のノートじゃグラフィック系は弱いわな。。



で、

この画像を元に、
プレゼンボードを作って、
CADで図面引いて、
模型を作って、

それでようやく完了なんですが、

期限が9/23。


・・・・・って、


絶 対 ム リ 。



キツいよこの授業(泣)。。。


2007/09/04

【ID新兵器】Google sketchUP

身体ブっ壊した為にガッコの課題が大幅に遅れて困ってますわー。

今回のお題は実在するブランドの物販店舗のデザイン。

16m四方という広い敷地という事で、せっかくだからクルマ屋サン、
泣く娘も濡らすアルファロメオを仮想クライアントに設定しました。

主力車種である2シーターのクーペとオープンを展示するショールーム。

車両価格は500万円だと。

実用性の少ない遊びグルマに500万円も出せるような人種なんてのは、
おのずと絞られてきますから、ターゲットも設定し易いのよね。

30代後半~40代の富裕層男性。

そしてこの層が青春時代を過ごしてきたであろう、

「70年代~80年代のディスコ」

をデザインソースに。

この頃のディスコの資料がナカナカ見つからないんだけど、
「ミラーボール」と「シャンデリア」と「ベロア地の壁紙」
があれば何とか雰囲気出せるでしょうね(←かなりいい加減)。


で、

次の授業の中間プレゼンまでに、
コンセプトとスケッチが必要なんで、
いまギョーカイで話題騒然のフリーソフト、
[google sketchUP]を手に入れてみました。

平たく言えば3次元お絵描き(製図も出来るヨ)ソフト。
今までの3Dデザインソフトよか圧倒的に使い易いそうな。

とはいえ、英語版しかないので覚えるのには苦労します。
お陰で今週はずっとコイツとガチンコ。

そして5日目にようやくカタチになってきました。

2007/08/10

【ID講座】物販店舗の架空出店計画

言われるまでもなくちゃぁんと勉強の方もしてますよー。
最近は他コースの写真家やフードスタイリストのセンセー方と、
浜松町の居酒屋にて社会勉強しています。

事のキッカケは学校主催の「クリエイター交流会」なるもので、
用意されたジュースとお菓子には目もくれず、
コンビニで買ってきたブランデー瓶をラッパ呑みして周った事。

ええ。
今まで我慢していたけれど、
とうとう本性の半分くらいは出しちゃいました。
(残りの半分のセクハラは控えてますが)

センセーと言ってもウィークデイはその道のプロなわけで、
人脈の重要性をしっかりとわきまえてるっつーか、
生徒に夢を与えてくれるとゆーか、
とどのつまりは同じ○○人間なようで、
「オレの収入の半分はココの卒業生からの依頼だ。」とか、
「オマエ達ガッコ出たらオレんトコに仕事持って来い!」とか、
本気でのたまう方々。
そんな人たちの授業を受けてみたいものですね。

そんなわけで、
授業が終わると生徒を呑みに連れて行くような、
呑んだ暮れのセンセー達と仲良くなっているので、
今までにも増して風通しがよくなってます。



さてさて前回ミネラルウォーターブランドのMTGルームもひと段落。
お次の課題はだんだんと高いレベルを要求されてきやがります。

今度はざっくばらんに「物販店舗のデザイン計画」。

○クライアント
・物販なら何でもOK。
・現実に存在するブランドのショップ。
・そのブランドの(架空)出店計画書。

○立地条件
・大型ショッピングモールの1F。
・約16m四方のスペース。

○提出物/期限
・デザインコンセプト、図面、模型、パース
・9月いっぱい


ウチのクラスはタイトなスケジュールでゴリ押ししてくるので、
既に脱落者続出。前回の課題を期限内に出来たのは実はボクだけ。
おまけに登校拒否者1/3。かなり厳しいでしょ。


で、少しずつ自分の持ち味を活かしていきたいと欲がでるわけで、
ナニ屋さんがいいかなぁ?とアレコレ考えて、
この際だから「非現実的だけど憧れが持てるモノ」、
つまりは「宝くじでも当たったら買おうかな。」ってレベルのモノ。


クルマのショールームをやる事にしました。


・・・発想の貧困さには目をつぶって下さいまし。
昔はDEEPなクルマ乗ってたけど今じゃ軽トラすら夢でしかない(泣)。


そしてクライアントは、
・16m四方のスペースだと1台か2台しか置けない。
・するとラインナップされる車種が元々少ない外車の方がいい。
・どうせならキャラが濃い目のプランドの方がデザインし易い。

ってことで、

alfa romeo。

最も憧れるブランドですね~。
エロいし。シブいし。


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今回は主力車種である[spider][brera]の2台を展示。


○ターゲット
アルファロメオに興味を持ち、尚且つ購入を検討出来る客層として、
比較的高い収入の「40代前後の男性」をメインに設定。

○インテリアデザインのモチーフ設定
ターゲットとなる客層が青春時代に過ごしたであろうと思われる、
[80年代ディスコ]をデザインソースに設定。
ゴージャズでセクシーな空間でアルファロメオのイメージとシンクロ。

・天井からボールチェーンを垂らしたパーテーションで、
見えなさそうで見えるような、中途半端に隠すもどかしさを演出。

・いわゆる「お立ち台」の上に車を飾り、
「手が届きそうで届かない。けれども無性に欲しくなる」
といった感情を刺激させる。

・一般的なショールームよりも照明を暗めにし、非日常感を演出する。
スポットライトで車のみを照らし、ディティールを際立たせる。


などなど、顧客を挑発するような強気な演出のインテリアをデザインします。
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・・・ってな感じでネタ集めから始めてます。
青山のBMWとか、六本木のMINIとか、原宿のAUDIとか、
実際のショールームを眺めてみたり、
モーターショーの資料を集めたり、
模型用にミニカーを探してみたり。


なかなか面白くなってきたけど、
デザインコンセプトにツメの甘さが目立ちますね。

クルマ好き
インテリア好き
ディスコ好き

そして派手好きな方々にアドバイス頂きたいどす。

2007/07/27

【ID模型】完成しましたー!



出来た!

いやはや大変でした。

初の本格的課題。

なんだかデザイナーらしい事になってきました。

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ミネラルウォーターのブランドを仮想クライアントとして、
オフィスのミーティングスペースをデザインしなさい。
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という事で、ミネラルウォーターも色々あるけれど、
イメージが個性的でカラーも使いやすいペリエに決定。

縮尺は1/20で一辺が25cmくらい。


前回の日記で作ったバースツールとテーブルをセンセに見せたところ、


「背の高いスツールじゃ長時間ミーティング出来ないでしょ。」

とエゲつないダメ出しを喰らった為、

フツーの椅子も作りました。


家具屋サンなのでちゃんと造作棚もこさえました。



プレゼンルームにはシッカリと液晶モニタも。



Tバックお姉さんのポスターはシャレで。
もちペリエのポスターですがね。



ま、

色使いを思いっきり爽やかにしてますが、

このレイアウト、

キャバクラの間取りからヒントを得ました。

つーか、そのまんま。

六本木にこういう店あるようです。


2007/07/12

【ID模型】テーブルこさえました。




テーブルもシンプルに作りやすい形でまとめました。


緑と黄色の配色もちゃんと理由がありまして、

別にレゲエバーを作りたいワケじゃないんです。

今回のお題はperrie。



課題内容がですね、


ミネラルウォーターのブランドを仮想クライアントとして、
オフィスのミーティングスペースをデザインしなさい。


って事なんです。


ミネラルウォーターも色々あるけれど、
イメージが個性的でカラーも使いやすいペリエに決定。


ホームページもイカしてます。
さすがおフランスです。
http://perrier.jp/

最初にコンセプトを考えて、
模型こさえて、
図面引いて、

プレゼンするわけです。

期限は22日。かなりタイトです。


高校出て15年間ガテン系か水商売しか経験のないボクは、
当然「オフィス」で「ミーティング」なんてした事ないですから、
どんな部屋にすりゃいいのか皆目見当つきません。

そんなボクに「ミーティングルーム」を作れってのがそもそも変な話。
「ミーティング」と言えばクラブイベントしか思い浮かばないので、

「バーっぽい方が話もはずむって!」
「堅っ苦しいのキライだし!」
「やっぱり背の高いスツールでしょ!」
「ね!センセ!」

と、チカラ技でコンセプト通しました。


明日はパーテーションの制作、
日曜から部屋の制作にかかります。

いやー、でもコレ、仕事より楽しいね。ウヒヒ。

2007/07/11

【ID課題】スツール制作しました。




いよいよ本格的にデザイナーらしい課題が始まりました。

その一環として昨日~今日と二日がかりでスツールを作ってみました。



どこにでもありそうなシンプルなバースツール。



全部で16脚制作。




椅子なんて作った事なかったから大変だった!

ちょっと歪んでたりするのはご愛嬌♪













・・・はい。


「なんかおかしいぞ?」


と思われた方。


ナカナカの観察眼をお持ちで。



そう。



縮尺20/1の模型です。



ボクの親指より小さいです。



材料はオーディオ用の防振スポンジ、爪楊枝、1mm厚のスチレンボード。


ヒジョーに細かい作業で眩暈がしました。



ちゃんと座面高さと直径も縮尺にあわせてますよ。



さあ、明日からテーブルだ!





2007/07/06

近頃めっきりアキバ系

たしか精密機器である筈のパソコンなのに、
落としても濡らしてもvistaを強引に挿入してもヘコたれないThinkpad。
人間様がゲホゲホ咳き込む木工場でも建築現場でもビクともしません。

さすが「肉のハナマサ」的プロ仕様。
ちかごろ異様に愛着が沸いてきました。

ネジ1本から部品注文できるとか、
かなりのレベルまで分解図がメーカーサイトで公表されているとか、
ヤフオクでバラ売りパーツがテンコ盛りとか、
機械フェチのボクにはヌキどころも満載。

ボクの持っている型とモデルチェンジした型の、
中身をそっくりそのまま移植できる。というヤバい噂を聞きつけて、

「2~3万円でCPU1.5倍メモリ2倍」の野望を叶えるべく、
時間を見つけてはアキバのジャンクPCショップに入り浸ってます。
ガラクタの山から目当ての部品や壊れたPC探すのが楽しいんですよ。

周りの客を観てると、
虚ろな目でゴミ同然の基盤を眺めてニヤニヤ笑ってるような、
ホントにヤバいオーラを醸し出してるオッサンばっか。


しかし、

わかるんだよなー。
わかっちゃうんですよ。

そのニヤけっぷりが。



そんな風に親近感を持ってしまう自分もビョーキなんでしょうかね。
アニメには皆目興味ないし、さすがにガンダムも卒業したし、
メイドには殺意すら覚えますが、やっぱりボクはアキバ系。


なんか昔バイクや車いじりにハマっていた頃を思い出します。
この頃も部品リスト片手に解体屋巡ったりするのが日課でしたねー。


冷静に考えてみるとバイクもパソコンも、
それほどヘビーな使い方をしない方なのに、
改造熱だけが一人歩きしてしまうのが悪い癖。
(レジストリエディタで遊んでる癖にエクセルは使えません)

DJだデザインだとヨタ飛ばしてても、
やっぱり根はオタクなんで仕方ないんですw。
しかも何を選んでもツボにハマるのが、
チョイ古のポンコツなので始末に負えません。

乗り物も服も音楽も全てに共通するツボですね。
仕事もライフスタイルも似たようなもんか。





でも、

オニャノコは多少古いモデルでも構わないけど、

ポ ン コ ツ は イ ヤ で す ね 。


もう懲りました。。

2007/06/25

【ID講座】脳年齢アンチエイジング

モチベーションに中だるみを感じてきたインテリアデザイン講座。
特に4週目は金土とDJの後なのでグダグダ過ごしております。

1年のカリキュラムのうち最初の1/4は徹底的に基礎を仕込むようでして、
言わば小学校の図画工作に倣っているようであります。

図面の図、絵画の画、とくりゃお次は工作。

ってワケで建築模型の制作。

スチレンボードという発泡スチロールの両面に
紙を貼り付けたデザイン向けの板材を使ってインテリア模型を作ります。

そりゃアタクシ本職が大工ですから、
こんな工作なんぞ朝メシ前!と言いたい所だったけど、

言われた物を図面通りにホイホイ作るのではなく、
パズルのように難解なルールの中で創らなくてはなりません。

1、床と壁をL字状に作る。
2、大中小と3種類の大きさの立方体を作る。


3、観る向きによって3つのうち2つの立方体が隠れるような壁を作る。

・左から観ると赤と緑が見えて青は隠れる。
・正面から観ると赤と青が見えて緑は隠れる。
・右から観ると緑と青が見えて赤は隠れる。

4、使用するスチレンボードは床と壁を含めてA3サイズ3枚まで。
5、壁以外は作ってはいけない。つまり、全ての板を垂直にする。

パズルのように、ってゆうか、もろパズルです。

右脳オーバークロック。
久しぶりにアタマからケムリ吹きました。

更には、上の条件を満たしつつデザイン性をもたせる事。だと。


脳年齢は恐らく昭和ヒト桁世代とタメ歳であろうボクには、
ナカナカどうしてキツいんです。脳トレなんぞクソ喰らえ。


案の定若いコほどゲーム感覚で楽しんでやってるように見えますが、
コチラも「本職は大工で御座い」と言ってしまったからには、
デザイン性ウンヌンはともかく早さと正確さでは負けられません。

で、なんとか制作スピードだけは一等賞(←既に勘違い)。




弱いオツムにゃシンドい作業でしたが、
ほんの少し脳年齢とやらが若返った気がしますw。


そして今週の宿題。

「出来た模型を図面におこしなさい。」

・・・・ガッテム。

今週も遊べません(泣)。

2007/06/14

【ID課題】今度はデッサンだと。

宿題ひと段落でホっとしてます。

デッサン5件。

そもそも「デッサン」の意味がよく分からないまま
新宿の世界堂で「デッサンの本」を買ってきて、
本に言われるがままに、
色んな硬さの鉛筆と練り消しゴムとガーゼを買って、
「デッサン」と「イラスト」ってどう違うんだろう?
何で美術系の本は文章が読みにくいんだろう?
なんて考えながら描いてみました。


本にはイロイロ屁理屈が書いてあるけど、
美術オンチ(というより本気で興味無かった)なボクにはむつかしいので、
描く!コスる!消す!叩く!を
紙がボロボロになるまで繰り返たら、
なんだか絵みたいになってきたのでヨシとしました。


1、コーヒーカップ。

どうもボクは物の輪郭がイビツになってしまうのが悪癖。
人格がイビツだから仕方無いんです。
綺麗に描く為には座禅でも組んでみた方がいいんでしょうか?

2、グラス

イビツな自分に嫌気がさして、卑怯にも定規使ってみました。
「透明感の演出」がテーマなんですが、透き通って見えますかね?

3、凹型

立体感。出てる?
ずーっと描いてると感覚が麻痺してくるから、
自分じゃわからなくなってくるのよね。

4、球

最初に円を描いて、鉛筆の塗り方だけで球に見せる。との事。
描いて消して描いて消しての繰り返しで試行錯誤を重ねると、
なんだかホントにタマっぽく見えてくるから不思議。

いや、麻痺した感覚による思い込みか?

ちゃんとタマタマしてるか?

主観と客観がメチャクチャになって、
自分じゃ分からなくなってきたから(マジで)、
皆さん判断してみて下さい。


まぁでも描いてるうちに、

これは美術じゃなくて技術なんだな。

と思えてきた。

カンナで木を削ったりする事や、
曲と曲を重ねていく事と、
あんまり変わらないんだと思う。

そう考えた方が幾らか安心してしまうので、
やっぱりボクは芸術家肌ではありませんね。

2007/05/30

【ID講座】はじめてのおえかき

今度の宿題は苦痛です。

「何でもいいから絵描いて来い。5枚。」

トホホ。

ホント自分の意思で絵なんて描いた事無いんです。

「イラストの描き方」みたいな本を購入してですね、

教材として買った6000円もしやがる色鉛筆を駆使してですね、

32年の人生で初めてチョー真剣に描いてます。


テキストの最初はフリーハンドで直線を平行に描いていく練習。



いやいやいや、見るとヤるのじゃ大違いだよアンタ!

直線引くのって難しい!


で、次はチト応用。

平行線を網目状に描いていって「ペン立て」。



・・・ずいぶんベコベコなペン立てだこと。



そして宿題本番。
慣れないうちは「四角いもの」で「よく手にするもの」が
素材としてベターなようで、「かんな」を描いてみました。


はい!カンナ!



(コレに至るまで3時間かけて5個描いてますが何か?)


職場のジジィに見せたら、
「こんなカンナじゃ切れねぇだろバカヤロー!」と怒られました。
仕事じゃねぇってのにブツブツ。。。


こりゃ一日ひとつ描いてイッパイッパイです。
慣れないもんだから本気で疲れますヨ。


そして本日は、

更に難易度アーップ!

「丸いもの」を題材にしてみました。


まがりなりにもデザイナーを志す者として、

いや相当「まがりなり」過ぎますがね、

それでも「美しいカタチ」には敏感なんですこう見えて。

そういう私的「美しいモノ」リストの中からピックアップ。

それは日本が誇るプロダクトデザインの名作。

女性的でナマメかしく淫猥さを感じさせる曲線美。

形を見ただけであのかぐわしい香りを喚起させる定番中の定番。




それは、、、








キッ!


コー!


マ~ン!



でん。




(10個中最高傑作ですが何か?)

・・・いやいやホントにこのデザインは美しいと思ってますヨ。
コーラの瓶なんてメじゃないくらい女性的なフォルム。

実際に現物買ってきて描いてますからね。
もう少しスキルが上がったらこのシルエットでヌケます。


それにしても、苦労します。
自分で描いてみて始めて、絵を描く苦労がわかります。

み ん な す ご い ん だ ね ー 。


ノルマあと3個。しかしネタが見つかりません。
金土はマラ好き営業とDJだから、水曜木曜しか描く時間が取れない。


絵の分かる人、どなたかボクに、
「次のステップ」にどんな題材選べばイイか教えてくらさい。

2007/05/29

【ID講座】「図画工作」の「画」は苦手。

「積み木で自己紹介」だの「店の写真撮って来い」だの、
芸術家気質(天然?)のセンセーに振り回されがちなインテリアデザイン講義。


だんだん講義の流れも読めてきて、
「プレゼン」「リサーチ」「建築製図」「スケッチ」「建築史」「模型工作」
と、そんな流れを半年でこなすようです。

先々週から2週間続けて基本的な建築製図を書いてます。
仕事柄普段から図面読んでいるボクにはわりと楽に書けるものなので、
トットと終わらせて隣の女の子をからかったりしてます。

製図講義の次はスケッチ講義が始まる為に
予習がてら好きなモン描いてろ、
との事で本当に手当たり次第に描いているんですが、
絵は全くダメなんですボク。

「図画工作」の「図」と「工作」は比較的得意なんだけど、
「画」がホントに弱い。絵心なんてありません。

つーか、今まで「絵画」というものに興味を持った試しがありません。
身近な絵描きさんの作品ならば人柄と掛け合わせてイメージをする事は
出来ますが(火炎瓶とか真雷とか絵琴堂とかならね)、
有名な画家の作品なんか観て感想言えって言われても困ります。



男女比半々のクラスを見渡して面白い事に気がついたのが、


ボクを含めて男は「製図は得意だけどスケッチ苦手」
逆に女の子は「スケッチは得意だけど製図は苦手」

と、見事に得手不得手が分かれてしまいます。
どうやらコレは右脳と左脳の優位の違いによるものなのか、
こういう風にハッキリ分かれると面白いもんです。



放課後はガクセー気分を満喫する為に、
「ファミレスとか探してダベろうぜー!」と声をかけて数人で溜まり場探し。
日曜日はゴーストタウンと化している芝浦エリアを散歩しながら
仲間内でグダグダと無駄話で盛り上がってみたり、
高卒のボクはこういう「学生気分」に漠然とした憧れがあったので、
何気に嬉しいもんです。



そして次のパーティ企画、このガッコのコ達を巻き込むべく奔走しています。

受付のお姉さんや別コースの講師相手に、

「オレDJなのよー。今度パーティ打つんだけどさー、」
「ねーねー、パーティ打つから写真撮れるコ紹介してよ。」
「学校の掲示板に募集と告知させてくれよ。」

なんて暴挙に出てみました。シラフで頑張った!
いや、まぁ、タメ口じゃないけれど。


最初はドン引きされたけれど、ちゃんと企画書持ってって
「せっかくだから文化祭みたいなノリにしたい」
と言ってみたらナカナカ好感触。

募集だけは学校ぐるみで手伝ってくれるよう。

さすがクリエイター養成校を謳っているだけあって、
この辺の機転の良さはピカイチです。

もっとも、生徒の方はバリバリに忙しいから、
実際に集まるかどうかは微妙なトコだけど。。

2007/05/21

【ID講座】結局ドコへ行っても、、

インテリアデザイン講義も3週目。
図面書いたりイカすインテリアのレビューしたり、
ようやくデザインらしいお勉強が始まったトコです。
(CADの授業では未だにCADソフト開いてないんだけどw)

3週目にもなれば1時限120分のロングセットにも多少は慣れてくるもんで、
スキを観て居眠りコイたり「トイレ!」といってタバコ吸いに行ったり、
「ネットでリサーチの時間」に隣の部屋の講義の話に聞き耳立てたりと、
手の抜き方もキチンと覚えてきました。

そして授業の幕間では、

女子A「ル・コルビジュエ?何それ?フランスのお菓子?」
オレ「なんか大御所みたいよ。この人。メジャーどころは興味無いけど。」
女子B「つーか舌噛むんだけど。」
事務のお姉さん「そ、卒業までに舌噛まないで言えるように。。。」

女の子達はそんなノリなので安心です。

ボクはと言うと既に「喫煙所の主」と化していて、
学校全体の2割に満たない筈(けどクラスの半分)の
ムサイ野郎を一手に集めエロい説教垂れてる始末。。。


おかしいな。


こんな筈じゃなかったのに。




「キャー!リョタさんってDJやってるんですかぁ?(ハァト)」
「イヤ~ン♪あたしリョタさんとクラブ行きた~い!」


こういう予定を踏まえていたバラ色のガッコー生活は何処へ?



と冷静に周りを見回してみると、
どうもクラスメイト同士が打ち解けてない。

他のクラスはオニャノコばっかで
ピーピーキャーキャー五月蝿いくらいなのに、
コッチは会話も未だに敬語だし。


しっかし、高い学費と貴重な時間を投資しているからにはですね、

「 絶 対 に 元 は 奪 っ て や る ! 」

という志という名の貧乏性を奮い立たせ、

バラ色のスクールライフへの第一歩。

とりあえず飲み会を立ち上げる事にしました。

「飲み会のお知らせ」ビラを配り歩いて、
最寄り駅の居酒屋をリサーチして、
参加者のスケジュール調整して、

けっこうマジメに幹事サンやってます。


ついでにmaraschinoフライヤー(A4コピー用紙w)と
このパーティの企画書(クリエイターの学校ですから)を巻いて、
ほんの少しだけ「クラブ未体験だけど行ってみたい。」
と言ってくれるコ達も出てきました。

クラブ初体験がこんなのでいいんだろうか?
とオーガナイザーであるボク自身かなり心配ですが。
(当然パーティネームの由来は伏せてますw)



ふと思い立ったけど、結局どんなフィールドでも
同じような事をしているのに気がついてしまいましたね。

キッカケだけ作ってオイシイ所は持ってかれる人脈器用貧乏。

まぁいいさ。
感謝されるだけ幸せなんだろうしね。
それ以上を求めるのは贅沢か。

2007/05/05

【ID講座】アドバイスお願いします!

「宿題」に追われる日々なんて中学生以来のリョタです。
GWには学校がお休みなんで厄介な宿題を命ぜられました。

「日常生活のなかからデザイン性に優れると思われるインテリアのレポート」


要は、「なんかココいい雰囲気ねー。」と思える場所の
写真とレポートを用意して次回の授業で発表するんです。



しかも問題なのは、10件という膨大かつエゲつないノルマ。
GWだってのに夜遊びもせずに朝から色々回ってきました。

何はともあれ渋谷で降りれば何かあるだろうって事で、
デザイン的に店の個性が出やすい服屋や雑貨屋巡り。

ガラでもないのに表参道ヒルズとか、
原宿キャットストリートのお洒落な服屋さんとか、
代官山とか周ってきました。




・・・おひとりさまで(淋)。



ボクのような粗忽モンでは良い店を嗅ぎ分ける鼻が効かないし、
ド洒落なお店じゃないとインテリアに凝った所を見つけられないし、
買い物でもないのに店内ウロウロしていると勝手に心細くなるし、
警備員とかに呼び止められそうで怖いんです。



こんな時、本気でカノジョ欲しいって思いますわw。




仕方ない。。
物販店舗は諦めよう。



物販がダメなら飲食で攻める事に決めて、
もう一度本屋で物件探しを始めようと思ったけれど、



あ!



いい事思いついた。



「インテリアの凝ってる飲食店舗」だなんて、



この10年毎週のように通ってるじゃん。



た ま に 作 っ た り も す る し 。



そういうワケで、
「インテリアに凝ったクラブ/バー/カフェ」をピックアップ。
できるだけ自分がよく知ってる店の方が良いし、
店員サンと顔見知りなら尚やりやすい。

まずは自分が回しているから当然知り尽くしているお店。

・バーザス
・ラキ
・ジグジグ
・クラッシーズ
・エンジョイハウス

ついでによく遊びに行く店。

・はすとばら
・BALL

こんなモンか。
LOOPやSTELLAはコメントし辛いからパス。






しっかし、
そこそこインテリアに凝ってて、画像が入手し易くて
コメントするのに丁度良いハコってナカナカ無いもんです。

どっか「こんなんイイんじゃない?」
って場所があったら教えて下さい。

2007/04/24

【ID講座】春が来たか!?

体験講座の時は男女比率が2:8だったのに対し、
いざクラスが決まると7:3くらいに逆転してしまった悲劇。

日曜の授業でクラスメイトと話していてこのカラクリがわかりました。
あそこに居たオニャノコ達は、お隣サンの、
「インテリアコーディネーター」「インテリアスタイリスト」
「家具デザイナー」「雑貨デザイナー」のコースだった訳です。

インテリア業界でもデザイナーよりこれ等の方が人気があるんです。

そしてこの学校にはインテリア関連だけでなく、
クリエイターと名の付くコースは殆ど網羅しているのが特色。
ファッション系、ヘアメイク系、グラフィック系はもちろん、
フォトグラファーやらエディターやらウェディングプランナーなんてのも。
まるで「女の子が憧れる職業」を全てカバーしているくらい。


というわけで休憩時間を使って、
アタマの悪そうなクラスメイトと共にリサーチに出かけました。
案の定というか何と言うか、
「ウェディングプランナー」クラスには綺麗どころが多い。
「フォトグラファー」クラスには良い意味で個性的なコが多い。


居ます。居ますよ~。


誇張抜きでモデル級の綺麗なコとか。
ウンコしなさそうなコとか。
目の中に入れても痛くなさそうなコとか(←ジジィの発言だなw)



もう、眺めてるだけでお腹いっぱい。。


ついでに言うと事務のオネーサン達も間違いなく顔で採用してる。
ボク等のクラスを担当してくれるお姉さんは、
黒ブチ眼鏡が知的で尚且つ可愛らしい。。 



・・・天国です。


生きてて良かった。


神様ありがとう。


ボクは感動しています。


32年間ドコへ行っても男所帯ばかりの人生に、

よ う や く 春 が 来 ま し た 。



(泣)




しかも、

違うクラス同士で交流をし易いように(学校側がそう謳ってます)、
このガッコ専用のSNSがある。


使い方から機能から思いっきりmixiのパクり。
渡されたマニュアルを読む必要は全くなし。




エェェ~クセレント!



こ れ で オ レ 様 の 天 下 だ 。




え?


またロクでもない下ネタで女子の失笑を買って終わりだって?
モテない奴はナニやっても無駄だって?


馬ぁ鹿言っちゃいけねぇヨ。

まがりなりにも「クリエイター」志望のコ達ばっかなんだから、
相応の企画立てりゃガッツリと喰い付くはず。
新歓コンパだなんてイカ臭ぇ事しねぇぜ。
とりあえずどっかハコ押さえてパーリーだ!



ま、
下心抜きにさ、
パーティオーガナイザーとしては、
学校ほど面白い人材に溢れた場所もないわのよね。
少々青臭い所にゃ目をつぶるとしても、
表現欲が服着て歩いてるようなもんだしね。


BROWN SUGAR、VOLCANOと、
マトモなパーティ打たなくなって1年くらいたっても、
なかなか良いヴィジョンが生まれなくてかなーり鬱屈としてたんだけど、
今度はこういう所から面白い奴集めてオーガナイズしてみたいと思いました。

なんせドコのクラスでも最重視されてるのが「企画力」だかんね。
徹底的に鍛えられているので面白い事が出来そうです。


やはり問題は、

いかに下心を抜けるかって事か。。。。。。

2007/04/23

【ID講座】デザインの基本中の基本中の基本

いままで前フリが随分長かったのですが、
今日からちゃんとした授業が始まりました。

在籍する「空間デザイン」クラスの中から、
「デザインコース」と「CADコース」と二つのコースを選択していまして、
前者はひたすらアナログライクにイラストや図面を手書きで描いたり、
後者はCADソフト「ベクターワークス」の使い方のみではなく、
フォトショップ、イラストレーターを駆使した
デジタル・プレゼンテーションの方法を学びます。

この他にも「照明プランニング」「カラーコーディネート」など
興味深いコースもあるんですが、予算の都合でコチラは辞退。

授業の最初にあたって講師のセンセーが非常にいい事を言っていました。
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よく「自分はセンスが無い」と言う人がいるけれど、
「センス」というのは誰もが等しく持っているもの。
一般的に「センスがいい」と言われる人は、
元々持っている感性や経験を
他者に伝える能力に長けているか否か、という違いのみ。
---------------------------------------------------------
つまり学ぶ意思さえあれば歳や才能に関係無く
誰でもクリエイティブな活動ができる、という事ですね。
27.8歳でバックボーンを何も持たずにDJを始めたボクには
非常に共感できる話です。

だからココでの勉強は、
「デザイン=クリエイト」というよりも、
「デザイン=プレゼンテーション」と捉えろとの事。

大いに納得。これこそがデザイナーの基本なんですね。


そしてプレゼンにおける基本中の基本は自己紹介。
先週オリエンテーションでやったにも関わらず、
講師が変わる度に自己紹介させられます。

前回は「リョータでーす!大工でーす!DJでーす!」で済んだのに、

今度は「何故大工なのか?何故DJなのか?」
そして「どうしてデザイナーの勉強をするのか?」
更には「その3つを関連性のあるライフスタイルとして簡潔に説明しなさい。」


・・・と、そこまで言わされます。
こういうmixi日記のような文章なら得意ですが、
元来口ベタなボクにはスピーチなんて大変です。

これはものすごくアタマ使いますよー。
みんなだってこういう立場に立たされたらスッゲー緊張する筈ですよ。


ニブい脳味噌を無理にクロックアップして
しどろもどろになりながら搾り出した言葉が、


「器と中身をトータルで空間演出するスキルを身につけたい」

とでました。
自分の番が終わった途端に耳から口からケツの穴から
煙がモウモウと噴き出してるのが実感wできましたよ。



自己紹介が一通り済んだ後は更なる試練が待ち受けていました。

一人一人にチューインガム状の直方体の積み木が5枚ずつ配られます。

はてはてコレでナニすんのぉ?と思いきや、


「この積み木を使ってアナタの好きな言葉を表現しなさい。」


は、はい!?


「制限時間は5分!」


ほへ!?


クラスじゅうが緊張と混乱の渦に。
みんなして積み木をイジってブツブツブツブツつぶやいてます。
5分という制限時間の為に皆して煙吹いてます。
傍から見たら物凄くアブない光景に見えるんでしょうねぇ。
怪しげな宗教でもそんな光景見られないはずですヨ。

ボクの前の奴は
螺旋階段上に積み重ねて「こここ、向上心」といいました。
横一直線に並べて「一本気!」という女の子もいました。

これは何つーか、心理テストも兼ねているのかもしれません。
生徒を緊張状態に追い詰めて潜在意識を引き出すテストです。
「好きな言葉」というのはさほど重要ではなく、
積み木の形がその人の偽らざる人間性を表しているようにも思えました。

こわー!

そこまでセンセーの意図が読めてしまったボクの回答は、

積み木をアルファベットの「H」の形に並べて、

「架け橋」と答えました。

「クライアントとオーディエンスを繋ぐデザインという架け橋。
ざっくばらんに人と物、人と人とを繋ぐ架け橋。」


どーだ!


もちろんこういう答えに優劣をつけるものではありませんが、
他の人達に伝わっている感触があったのでとりあえず満足。

「限られた条件の中と厳しい制約の中で物事を伝える」

デザインってそういう事なんだな。

2007/04/22

UNUSUAL SUSPECTS

80年代シカゴを舞台にしたハウス黎明期のドキュメンタリー映画、
「THE UNUSUAL SUSPECTS」公開初日に早速観て来ました。



平たく言ってしまえば、
ハウス黎明期を表から裏から支えた人たちのインタビュー集。
内容がマニアック過ぎるから、
誰彼構わず薦められる映画ではないですね。

ハウス関連の書籍を一通り読破しているボクでも、
知っている人、知っている曲はほんの一部。
(それだけ広く深い世界とも言えるけれど)

映像作品として観るとチープかつ荒削りで、
ストーリー性が皆無な為か中盤以降は思いっきりダレる。

よほどのツワモノorヲタクでなければ
楽しんで鑑賞する事は出来ないと思います。

とはいえ、

映画として受け取ろうとするとかなり退屈であっても、
インタビューと音源の羅列にメッセージを絡める、
というシンプルな映像の作り方は、
ある意味ハウスのマナー(サンプリング、アンチ・メジャー、D.I.Y)
に則ったものと解釈出来るし、
挿入される曲は歴史的にも重要なクラシックスばかりだし、
何よりオリジネイターからのメッセージは真摯で貴重なものです。
(映画が終わったら監督のチップEが出てきてトークショーになったしね)


3年前に公開された[MAESTRO]でのインタビューでは、
(コチラはNYのパラダイス・ガラージの話)

「パラダイス・ガラージは天国だった。」
「ラリー・レバンは凄いDJだった。」
「あれ以上のクラブは二度と出来ない。」

などなど過去の話に縛られているだけだったのに対し、

コチラの方に出てくる人達は過去から現在、未来へのビジョンを
明確に持っている事に非常に好感が持てました。

ナックルズやロン・ハーディが死んでもハウスは生き残る、という事。
シカゴやNYで廃れたとしてもロンドンやイビザ、東京がある、という事。

イビツでガサツで荒削りで、
それでいて扇情的かつ官能的なこの音楽は、
何があっても生き残る意思を持っている、
雑草のような文化だという事。


最後にチップEが出口に立って観客を見送ってくれる。
一人一人と握手をして「アリガトー!」と微笑んでくれる。
いち文化を築き上げるという偉業を成し遂げたオリジネイターと、
彼から見れば僻地の遊び人でしかないボクらとの間に、
垣根なんて全くないんだ、と教えて貰ったような気がしました。

2007/04/20

【ID講座】あれはサクラだったのか?

久々のID講座です。こないだの日曜から始まりました。

妙にマイミク増えたのでハナから説明さして貰いますとですね、
7年越しの借金返済が済んで折角だからタメになる(ダメになる?)
金の使い方しようと思い立ってガッコーに行く事にしました。
本業の大工とDJ/オーガナイズとのスキルが
モロに繋がる分野「インテリアデザイン」をチョイスして、
この春から「ガクセー」の肩書きを手に入れたわけで御座います。

学費は全てローンで(←やっぱりダメ)。


この日は本講義初日という事もあってオリエンテーション。
芝浦の超インテリジェントなビルに完成した、
おニュー校舎に行ってきました。

これから半年間、

一緒に勉強するクラスも確定。。。。

したのはいいんだけど、なんだか人数が少ない。


しかもオトコばっか。。。。


あれ?


こないだまでの体験学習の時より、

圧 倒 的 に 女 子 が 減 っ て ま す 。

あの時たくさん居たオニャノコ達はサクラだったのか?
ボクのスクールライフにも暗雲が立ち込めてきました(誤)。


仕方ないので、
クラスの中で最もアタマの悪そうなアンちゃんを3人誘って昼飯に。

「せっかくだから新歓コンパをデッチあげよう!」

ウチ等デザイナークラスはともかく、
インテリアコーディネーターコースや、
フォトグラファーコース、
ブライダルプランナーのコースには、

きっとオニャノコ沢山いるはずだぜ!

と、授業の数倍は真剣にミーティングしました。


しかしボク以外は全員20代前半と若い癖に、
いわゆる文化系のアンちゃん達だから
機動力に欠けそうな連中ばかり。

結局アニキ分扱いされてボクが仕切るハメになりそうです。



・・・って、オレは一体ナニしに学校行ってるんだっけ???


・・・むしろ、オレいくつだっけ?15さいくらい?







ま、まぁでもちゃんと勉強もしてますよ(焦)。
日曜までの宿題もあるんです。
宿題に追われる生活なんて中学生以来なんでアタフタしてます。
しかも形式ばった物ではなく「自由課題」に近いノリなんで、
やる気を出すまでが一苦労。

いや、むしろ出ませんよ。

「宿題やんないとダメな大人になるよ!」なんて、
ガミガミ五月蝿い母ちゃんとか居ないしさ。

もっとも、

そんなん居た所で宿題なんてやるワケなかったから、
こんな立派なダメ人間になれたんですがね。

2007/03/27

給料前金欠から永遠の金欠へ

給料前金欠です。

そういう言葉は20代のうちに縁を切りたかったのですが、
やっぱり無理です進歩無いもん。

このまま格差社会なるものが定着してしまうと、
30代どころか一生「給料前金欠」に悩まされなくてはなりませんね。
もしかすると給料とか言ってられるだけマシなのか。。

最近この「格差社会」関連の書籍を読み漁っていますが、
どの本もマクロ視点でしか語っていないものか、
無責任に不安を煽るだけのものしか無いので、
どーにもこーにも腑に落ちないのが正直なところ。

格差こわいですねー。ニート増えてますねー。
格差わるいですねー。悪いのは小泉サンですよー。
貧乏がヤなら夢持って頑張ってくださいねーハハン♪

学者の先生様や文化人様も
こんなmixiの書き込みにも劣る意見しか言えていないのが、
別の意味で不安になります。。

結局この手の本で人様にお勧めできるものといえば、
この格差論議ブームの火付け役「下流社会 / 三浦 展」と、
経済格差より遥かに深刻な「希望格差社会 / 山田 昌弘 」のみ。

とはいえこの2冊も、
「結局オレ達ゃナニすればいいのヨ!?」
という問いに答えてはくれません。

ボクのマイミク(=クラブ友達やDJ仲間)には、
有名企業でイイ地位を築いてウハウハな(←傍から見れば)人もいれば、
ブルーカラーとして汗水鼻水垂らしながら這いつくばっている人もいます。
女性社長もいれば議員センセーもいるしゲージツ家もキャバ嬢もいます。

みんなで酔っ払って同じ曲に感動していれば格差も助サンも無いのですが、
月曜の朝になれば否がおうにもテメェの仕事や将来に
不安を持たざるを得ない人って少なくないかと思います。
ボクは毎日ビクビクしながら働いています。

とはいえこの幅広い人脈のお陰で、
ビクビクしながらも自分の立ち位置を客観的に観察し、
多少なりとも建設的な生き方ができるようになりました。
そりゃ貯金なんて無いし結婚なんて絵空事でしかないけれど、
すくなくとも「過去よりマシな現在」があるだけ幸せモンです。


現在メディアで取り上げられている「格差問題」というと、
「アイツは自分よりイイ会社行ってる」とか、
「コイツはオレより家柄がいい」とか、
妬みの感情を煽るだけの「相対的格差」でしかないように思われます。

この程度なら安穏としてられますが、
5年先10年先にはどうなるでしょう?

ボクはやっぱりこの相対的格差が
感情論だけでは収まらない「絶対的格差」に
変わっていくような気がします。

別に格差が悪いとは思いません。
人並み以上に働いてる奴には相応の金と地位とを与えるべき。
株だ投資だってリスクしょってる奴には相応のリターンがあって当然。

ただ心配なのは「下」の階層が精神的に腐っていく事。
「上」に対して妬み、同じ「下」同士で足を引っ張り合い、
テメェ等は何の努力もしない(その必要すら感じない)ようになる事。

それこそが「支配階層」の思うツボなのに、
気がついても気づかないフリして安い享楽と嫉妬に溺れる奴隷の人生。
日本じゃともかく他の国では珍しくも何とも無いよくある話。
これから始まる負のグローバル・スタンダード。


ヤだよねそんなの。
貧乏は構わないけど奴隷は嫌。



はい。


ここまで読んでくれてチョッピリ不安になった人。


どうする?


いまどき「自分らしく好きな事やって生きる」なんて、
実はもの凄~くハードでリスキーな生き方ですよ。
もちろん言葉どおり実践出来ている人も何人かいるけれど、
それこそ突出した才能が必要であって、
真似しようったって簡単に出来るモンじゃない。

気をつけて欲しいのは、
「好きな事やれりゃいいじゃんヨー。」のつもりが、
実は「やりたくない事から逃げたいだけ」だった場合。
こういう人けっこう多いし、自分もそうだった。
「好きな事」って自分さえも騙しちゃうから始末が悪い。

気がついた時には不毛な仕事と返せない借金と
叶わぬ妄想に溺れるダメ人間の出来上がり(←オレw)。


せめて今の自分を観てくれている人達には、
そんな風になって欲しくないから、
この先どうやって生きていくか、
ちょっぴり考えてみて欲しいと思います。



流行前に「下層体験」してる人達には特にね。

(結局テメェも不安煽るだけじゃねぇか!というツッコミはご遠慮下さいw)

2007/03/24

見てはいけないもの




LaMusica @ 浅草からの帰りの電車内で、

ボクの隣に仕事帰りの綺麗なOLさん、

良く言えば滝川クリステル似の女性が立ってました。

満員電車の中で綺麗な女性を観られるだけでラッキー!

と思ってしまうのがオトコの性。幸せです。癒されます。

とはいえ、

クラブではないのでジロジロ眺める訳にもいきません。

もちろん声かけるわけにもいきません。

こちらの意識を相手に悟られないように、

嗅覚のみに神経を集中をするのが紳士のタシナミ。


ホワ~ンとイイ気分に浸ってたら、


電車が急ブレーキ!


満員電車の中は総崩れ。


オネエサンも例に漏れずボクの方へよろめく。



チョッピリ嬉しい瞬間だけど、

万が一にも股間が硬直していたらシャレにならないので、

「それでもボクはやってない」とはいい張れない状況なので、



条件反射で腰を引かせる!




・・・セーフ。

・・・ふぅ。危ない所だったぜ。。





なんてホッとしたのもつかの間、





よろけたオネエサンが体勢を立て直すその一瞬。




見てしまいました。








チラリと覗いた袖口から。







その細い手首にですね、























リストカット跡なんかじゃなくて、






そんなモノより遥かにDOPEなモノ。













それは、、














荒縄の跡。。。











え!?

えええ!?!?!?




お、オネエサン、、



そんなご趣味をお持ちでいらしたのですね。。。


うっわー。。


すっごいモン見ちゃった。。


フッツーに綺麗なOLさんがだよ!?


日経新聞のポスターの人みたいなカッコしててだよ!?


滝川クリステルみたいに賢そうな感じなのにだよ!?





真っ赤に腫れた縄の目が脳裏に焼きついてしまいました。





不肖コジマリョータ32歳。


不覚にもスゲェ興奮して眠れません。


DOPEな世の中だ。。。

2007/03/14

【ID講座】インテリアパース実習

前日記、恵比寿駅脳内溺死事件の当日には、
インテリアデザイン予備講義3日目がありました。

この日はいよいよデザイン講義らしくなり、
インテリアパースの描き方講習でした。

パースって言うのは遠近感を強調した作画方法。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A0%E8%BF%91%E6%B3%95

建築製図では伝わりにくい空間構成でも、
パースを描けば誰が観ても分かり易いって事で、
クライアントへのプレゼンテーションを
重視するデザイナーには必須の作業。

小学校の図画工作の授業で、
工作はそこそこイケるけど図画の方は苦手という
非常にバランスの悪い成績だったボクには最初の難関です。


まぁ、この日は体験学習みたいなモンですから、

チャリンコの補助輪の如く専用の方眼紙を使って、

「真四角のお部屋に窓と棚とソファを描いてみましょう。」

という内容。


窓が長方形ではなく台形になってしまったり、
家具職人的に「こんなん絶対作れない」棚を描いてしまったりで、
アタマのビジョンを思うように描けなくてイライラ。
この苦労が文章で伝えられない事がホントもどかしいス。

その上「遠近感を出すコツ」として
線の太さ、筆圧から鉛筆の送り速度まで事細かに指定。





コイツは難題。
32年の生涯で初めて真剣に絵描きを覚えなくてはなりません。

本屋に駆け込んでパース入門書を探したところ、
入門書と言いつつ何が何だかチンプイカンプイだったので、

とりあえず「誰にでも描けるイラスト講座」から始めてみます。

モテデザイナーへの道は相当厳しそうです。。

2007/02/27

【ID講座】マーチャンダイズって何なのさ?

日曜のID講義レビュー、
予想を超える反響を貰ってチョイと嬉しかったのですが、
「もっと具体的に教えろ」という声もあったので、
真面目に講義概要をおさらいしてみましょうかね。

おそらくツマラない話になりそうですが。
下ネタの入る余地が無いものでして。。


「インテリアスタイリスト」という職業についての講義と実習でした。
インテリアのスタイリストと言っても聞きなれない職業名ですが、
「インテリアコーディネーター」ならよくご存知かと思います。
この二つはほぼ同義語として捉えても差し支えなく、
業界一般では住空間を扱うコーディネーターに対して、
商業空間(お店やオフィス、ショールーム、展示会)を扱うのが
インテリアスタイリストと言うそうです。
以前は「デコレーター」という名前で通っていたようですが、
「スタイリスト」という響きの方がカッチョいいから
コチラの名前で浸透していったのかと思われます。

余談ですが、どうやらこの業界「響きの良さ」「雰囲気の良さ」
「イメージ」といったものを何よりも尊く捉えている節があり、
聞いていて思わず噴き出してしまうような
歯の浮く台詞が飛び交いますが、
それがデザインという錬金術における大事な呪文なのでしょうね。


商空間、特に物販店におけるインテリアコーディネートの目的は、
「扱う商品を如何にしてお客が欲しくなるように思わせるか」
という事になります。その目的を達成する手法が

VMD(ビジュアル・マーチャンダイズ)というもの。

一般的なマーチャンダイズというと生産/流通/販促の為の
政策として認知されていますが、アタマにVが付くと
デコレーション手法の方に特化されます。

(前の日記から必死で調べたのヨ~♪イマイチ把握出来てないけど)


身近な例を挙げると、
アパレルショップのウインドウディスプレイなどは
このVMDに則った「結果」であり、
そこに至るまでの販促企画が「過程」であり、
両方含めてVMD、インテリアスタイリストの仕事となります。


そしてその実習は前日記の通り、
テーマに則った販促企画をプレゼンし、
それを一般顧客に伝わるように商品をディスプレイする事でした。


お察しの通り、この仕事を専門にやってる人はまだ少なく、
通常はそのショップの店員が行う事ですが、
アパレル/雑貨店のスタッフには
必須のスキルなようです。

ボクのマイミクにも数人いるショップ店員サン達、
パープーとか天然とかアバズレとかヨゴレにしか観えなかったけれど、
裏じゃ結構ムズかしい事やってるのねー、とチト関心。


何故デザイナーの講義にこのスタイリングが含まれているのかと言うと、
「先に器ありき」という店創りのスタンスが今の時代では通用せず、
先に「売り物」があって、それに合わせた器を作る要望が強いからです。


そりゃそうですよね。

「こういう建物があるからお前何か商売しろよ。」
なんて供給側のエゴは通用しないんです。

「こんなん売りたいから品物に似合う店作ってくれよ。」
という需要側のごく真っ当な要求に応えるのが、
デザイナーの仕事というわけです。

建前ではね。

実際にはクライアントのニーズに応えつつ、
何だかんだ誤魔化しながらテメェのエゴを散りばめて、
それでいて顧客の顧客を満足させるもの作り。

こう言うと、

とてもDJに似ている所がありますね。

インテリアデザインとはいうものの、
普段の大工仕事よりも、
夜のDJの方がこの勉強に役立つ事が多いのが、
なんだか面白いです。

2007/02/26

【ID講座】始まりました。

「インテリアスタイリスト」として、
「LOHASな食生活空間」を演出する、
食器売り場のスタイリングをして下さい。
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今日から始まりましたインテリアデザイン学校。
4月からの本講義の前の、素人向けの仮講習。
インテリアデザインとも密接な関わりがある、
雑貨屋サン養成コースの基礎中の基礎だそうです。

最初に講師の先生様を紹介されるにあたって、

「あの無印良品の立ち上げに携わった
マーチャンダイザー(←なんだそれ?)を務めていた人なんです。」

なんて言うからどれほどスゲェ奴がくんのかとおもいきや、

近所の八百屋で白菜値切ってそうなオバチャンが出て来ました。

しかしその風貌に似合わず、
やれマーケティングだやれプレゼン能力だとか、
まるでエリートリーマンのような口ぶり。

自分にゃ縁の無い単語の応酬で怯んだ後に、
この日のボク等の課題が上のテーマです。。。
5人でチームを組んでテーマに沿った商品の陳列と
プレゼンテーションを行うことに。制限時間60分。
素人向けだって言うからタカくくって行ってみたら、
ノッケの授業からそんな事言われてホント面喰らいましたよ。


ロロロ、ロハスって何よ!?

よく聞く言葉だけどオレ様には全く縁も関心も無いわけで、
その言葉の定義から調べる羽目に。

ロハスっていうのは、
欧米の知的富裕層(←最も縁が薄いw)から始まった、
環境・健康(一部美容含む)に留意したライフスタイルで、
エコライフやスローライフもチョッピリ意識した、
知的好奇心に溢れた生活習慣だそう。

・・・なんだか分かったような分からないような・・・
痴的好奇心なら得意中の得意なんだけどなぁ。。

幸いボク以外は全て女の子だったので、
イメージは彼女達にまかせて、
出て来た言葉を「テーマ」「コンセプト」「ターゲット設定」に
振り分けていくのがボクの作業になりました。
パーティ・オーガナイズしてたからそういうのは得意だしね。

で、こしらえた企画書。
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テーマ:「脱・使い捨て食器」(←オレ様考案キャッチ♪)
ターゲット:3,40代の女性、既婚、子供無し、世帯年収800万以上
コンセプト:夫や友人と休日のブランチ(←なにこれ?)を公園や
アウトドアで過ごすのに適した食器セット。
ロハスを意識して使い捨ての紙皿やプラコップを辞め、
ワンランク上の食器類を提案します。
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そもそも自己紹介もままならないまま初対面で緊張しまくってる5人が
右往左往しながらなんとか企画を練り上げたと思いきや、
次はその企画に見合った商品と演出用の小物を、
料理屋サン養成コースの教室から借りて来い、との指令。

このガッコ、なんかすげぇキャパの広さを要求されてますよ。。
面白いっちゃ面白いけど、この振り幅には正直ビビってますw。


どーにかこーにかブツを調達してきたら、
商品レイアウトの基礎に則って並べたて、
それと企画書とが矛盾しないようにプレゼン!

オバチャンだけにツッコミがエラく鋭く、

「なんでココにはこの色を使ったの?」
「年収800万の富裕層は「お買い得感」なんて気にしないワよ」

MC(←いやスピーチか。)担当のコも泣きそうになる位タジタジ。

緊張感と張り詰めた空気で、
終わった後は妙な連帯感が生まれる程。



すごいねー。

大変だねー。

雑貨屋さんって。



これから授業についていくの大変だよ。
授業料50万の元は絶対取らなきゃ損だしな。

ま、楽しかったからいいけどね。

●本日の収穫
・「ロハス」って言葉が自分と最も縁が薄い事を再認識。
・可愛いコは居なかった。小便臭いガキばかり。
・「マーケティング」「プレゼン」の入門書をブックオフで買ってきた。
・おそらく30代はオレだけ。世代ギャップに困りそう。






追伸。
一部のマイミクさん達にガッコのレビュー書いとくれ、と頼まれたので、
タイトルに【ID講座】と入れて、復習がてらツラツラ書いてみます。