久しぶりの連載企画(?)、ID講座レビューの時間で御座います。
最近マイミクになった人の為にハナから説明さして頂くとですね、
週1回のキャリアスクールでインテリアデザインを勉強しているんですよ。
高卒→プー→水商売→バイク便→起死回生で大工/家具職人
という輝かしいキャリアの持ち主であるボクは、
「ガッコー」というモンに漠然とした憧れがありまして、
水商売時代の借金を6年がかりで完済した記念に、
5年ローンを組んで(←懲りてねぇ)新天地の門を叩いたのです。
チョイと名前の通ったガッコだし、建物も事務のオネエサンも綺麗だし、
オニャノコに囲まれてオサレなスクールライフを満喫出来ると思いきや、
世 の 中 そ ん な に 甘 く あ り ま せ ん 。
創造力と時間とカネ、後は精力とかモチベーションとか色々諸々を
限界まで引っ張り出されてヒィヒィ言ってるワケです。
で、今回の課題は飲食店舗の改装工事。
ばしょ:銀座プランタンの裏あたり。
げんきょう:いろんな国のビールが呑める飲み屋。
ひろさ:40坪弱。40~50席。
まがりなりにもバーテンダーとバー経営経験があるわけだし、
7,8年毎週毎週夜遊び三昧の日々を過ごしてきたし、
40歳くらいまでには「飲食店舗の空間プランナー」などという
バブリーな肩書きを欲しいと思っているので、
そりゃ気合いも入りますよ。
業態は終夜営業のカクテルバー。
メインターゲットは銀座で働く夜のオネエサン達。
バーと言ってもインテリア的にジャンル分けすると色々あるわけで、
カフェバー(ENJOYHOUSEやアプレミディみたいなの)、
カウンターバー(BAR JAMみたいなの。探偵小説にありがち)、
ラウンジバー(WOMBの4Fみたいなのとか、キャバクラとかも)、
定義は曖昧だけどそれぞれ楽しみ方が微妙に変わってきますよね。
そこでボクが考えたのは、
上の3ジャンルを一つの店舗におさめてクライアント受けを最優先して、
レイアウトと導線(お客やスタッフの通り道)を考えてみました。
まだ叩き台の段階なので色や素材とか照明計画は未定なんだけど、
限界ギリギリまで席数を増やしてノルマを大幅に超えた69席。
エントランス付近はカジュアルに楽しめるテーブルエリア、
バーテンダーと密度の高いコミュニケーションがとれるカウンターエリア、
VIP気分でくつろげる奥のラウンジエリアと分けてみました。
奥に行く程座席密度が薄くなっているのがミソ。
丸いカウンターの隣にある赤い床はステージ。
ココにグランドピアノを置いてエロエロムンムンな演出をします。
さてさて、これから床材や壁材考えて照明つけてピアノ作ってw、
厨房やらトイレやらやる事たくさんあるんですが、
パソコンの前に自分の方が知恵熱で熱暴走しそうなので
テキーラでアタマ冷やしに行きます。
2007/12/31
2007/12/03
都市再開発とサウダージ
今日から始まる新しい課題のリサーチの為に
クラスメイトと銀座を練り歩きました。
銀座も変わったねー。
イトシア近辺は人が多すぎ。人混みで目眩がするほど。
どっかの経済新聞では、銀座~有楽町界隈のリニューアルについて、
「このイトシアや東急ハンズで今までより若い層を呼び込む」
みたいな事を書いていたけど、いまいちピンと来ない。
自分がそういうのを考えられる立場なら、
そんな若年層なんぞバッサリ切り捨てて、
銀座という街にステイタスを感じていた団塊世代を狙った方が
余程いいんじゃないかと思います。あいつらカネ持ってるし。
最近の昭和レトロブームに「みゆき族」のテイストを絡めたりしてさ。
そんなヨタ話はともかく、
ここ数年、お台場やら汐留やら六本木やら
東京都心部の再開発計画の中では、
なんだかお粗末で的外れに思えてしまいますね。
六本木の東京ミッドタウンや代官山は好感が持てる方だけど、
他は殺風景で人間臭さを感じなくなってるのが残念。
ドラえもんや鉄腕アトムにあったような
近未来の夢の都市が現実となりつつありますが、
実際に出来てみるとチト違和感を覚えてしまうんですよね。
東京で生まれ育ったボクとしては、
自分の育ってきた街がこんなに無味無臭無菌になるのが凄く寂しい。
地方から上京してきた人達が持っている故郷に対する憧れ、
言わば「還るべき原風景」が無くなってしまうんですよ。
例えば、どこの誰が決めたんだかわからない「標準語」というものに
東京本来の方言である「江戸弁」が駆逐されてしまったように。
なんだかなー。なんかヤだなー。
このままだと住みづらくなりそうだ。
他に行くアテなんてないけれど。
こんな妙にやるせない気分を言葉にするとこんな感じ。
--------------------------------------------------------------
サウダージ (saudade):ポルトガル語で「郷愁」「哀愁」「乾杯」
「つらい思い出」「失ったものを懐かしむ感情」などの意味。
「哀愁」や「郷愁」の意味で定着している。
--------------------------------------------------------------
いやいやいや。
「故郷」に居ながらにしてこんな思いはしたくないわい。
これじゃ「あの頃は良かったなぁ。。」なんてグチる
くたびれたオッサンと変わらない。
まがりなりにも「再開発」でメシ喰わせて貰ってる立場だし、
いずれはそのフィールド「部屋作り」「店作り」で
自己実現をしてみたいと思っているからこそ、
今の「街作り」に疑問を感じるようになりました。
でもまぁ、
こんな風に疑問を持つ事ってすごく大事だよね。
今にして思えばDJ始めたキッカケも、
クラブシーンに対する漠然とした疑問だった筈だし。
結果はどうあれシーンに対して問題提起をしつつ、
沢山の人に影響を与えながら今の今まで生き残れて来たんだから、
最近になって感じ始めたこの疑問も、意義のある一歩かもしれません。
クラスメイトと銀座を練り歩きました。
銀座も変わったねー。
イトシア近辺は人が多すぎ。人混みで目眩がするほど。
どっかの経済新聞では、銀座~有楽町界隈のリニューアルについて、
「このイトシアや東急ハンズで今までより若い層を呼び込む」
みたいな事を書いていたけど、いまいちピンと来ない。
自分がそういうのを考えられる立場なら、
そんな若年層なんぞバッサリ切り捨てて、
銀座という街にステイタスを感じていた団塊世代を狙った方が
余程いいんじゃないかと思います。あいつらカネ持ってるし。
最近の昭和レトロブームに「みゆき族」のテイストを絡めたりしてさ。
そんなヨタ話はともかく、
ここ数年、お台場やら汐留やら六本木やら
東京都心部の再開発計画の中では、
なんだかお粗末で的外れに思えてしまいますね。
六本木の東京ミッドタウンや代官山は好感が持てる方だけど、
他は殺風景で人間臭さを感じなくなってるのが残念。
ドラえもんや鉄腕アトムにあったような
近未来の夢の都市が現実となりつつありますが、
実際に出来てみるとチト違和感を覚えてしまうんですよね。
東京で生まれ育ったボクとしては、
自分の育ってきた街がこんなに無味無臭無菌になるのが凄く寂しい。
地方から上京してきた人達が持っている故郷に対する憧れ、
言わば「還るべき原風景」が無くなってしまうんですよ。
例えば、どこの誰が決めたんだかわからない「標準語」というものに
東京本来の方言である「江戸弁」が駆逐されてしまったように。
なんだかなー。なんかヤだなー。
このままだと住みづらくなりそうだ。
他に行くアテなんてないけれど。
こんな妙にやるせない気分を言葉にするとこんな感じ。
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サウダージ (saudade):ポルトガル語で「郷愁」「哀愁」「乾杯」
「つらい思い出」「失ったものを懐かしむ感情」などの意味。
「哀愁」や「郷愁」の意味で定着している。
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いやいやいや。
「故郷」に居ながらにしてこんな思いはしたくないわい。
これじゃ「あの頃は良かったなぁ。。」なんてグチる
くたびれたオッサンと変わらない。
まがりなりにも「再開発」でメシ喰わせて貰ってる立場だし、
いずれはそのフィールド「部屋作り」「店作り」で
自己実現をしてみたいと思っているからこそ、
今の「街作り」に疑問を感じるようになりました。
でもまぁ、
こんな風に疑問を持つ事ってすごく大事だよね。
今にして思えばDJ始めたキッカケも、
クラブシーンに対する漠然とした疑問だった筈だし。
結果はどうあれシーンに対して問題提起をしつつ、
沢山の人に影響を与えながら今の今まで生き残れて来たんだから、
最近になって感じ始めたこの疑問も、意義のある一歩かもしれません。
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