2007/04/24

【ID講座】春が来たか!?

体験講座の時は男女比率が2:8だったのに対し、
いざクラスが決まると7:3くらいに逆転してしまった悲劇。

日曜の授業でクラスメイトと話していてこのカラクリがわかりました。
あそこに居たオニャノコ達は、お隣サンの、
「インテリアコーディネーター」「インテリアスタイリスト」
「家具デザイナー」「雑貨デザイナー」のコースだった訳です。

インテリア業界でもデザイナーよりこれ等の方が人気があるんです。

そしてこの学校にはインテリア関連だけでなく、
クリエイターと名の付くコースは殆ど網羅しているのが特色。
ファッション系、ヘアメイク系、グラフィック系はもちろん、
フォトグラファーやらエディターやらウェディングプランナーなんてのも。
まるで「女の子が憧れる職業」を全てカバーしているくらい。


というわけで休憩時間を使って、
アタマの悪そうなクラスメイトと共にリサーチに出かけました。
案の定というか何と言うか、
「ウェディングプランナー」クラスには綺麗どころが多い。
「フォトグラファー」クラスには良い意味で個性的なコが多い。


居ます。居ますよ~。


誇張抜きでモデル級の綺麗なコとか。
ウンコしなさそうなコとか。
目の中に入れても痛くなさそうなコとか(←ジジィの発言だなw)



もう、眺めてるだけでお腹いっぱい。。


ついでに言うと事務のオネーサン達も間違いなく顔で採用してる。
ボク等のクラスを担当してくれるお姉さんは、
黒ブチ眼鏡が知的で尚且つ可愛らしい。。 



・・・天国です。


生きてて良かった。


神様ありがとう。


ボクは感動しています。


32年間ドコへ行っても男所帯ばかりの人生に、

よ う や く 春 が 来 ま し た 。



(泣)




しかも、

違うクラス同士で交流をし易いように(学校側がそう謳ってます)、
このガッコ専用のSNSがある。


使い方から機能から思いっきりmixiのパクり。
渡されたマニュアルを読む必要は全くなし。




エェェ~クセレント!



こ れ で オ レ 様 の 天 下 だ 。




え?


またロクでもない下ネタで女子の失笑を買って終わりだって?
モテない奴はナニやっても無駄だって?


馬ぁ鹿言っちゃいけねぇヨ。

まがりなりにも「クリエイター」志望のコ達ばっかなんだから、
相応の企画立てりゃガッツリと喰い付くはず。
新歓コンパだなんてイカ臭ぇ事しねぇぜ。
とりあえずどっかハコ押さえてパーリーだ!



ま、
下心抜きにさ、
パーティオーガナイザーとしては、
学校ほど面白い人材に溢れた場所もないわのよね。
少々青臭い所にゃ目をつぶるとしても、
表現欲が服着て歩いてるようなもんだしね。


BROWN SUGAR、VOLCANOと、
マトモなパーティ打たなくなって1年くらいたっても、
なかなか良いヴィジョンが生まれなくてかなーり鬱屈としてたんだけど、
今度はこういう所から面白い奴集めてオーガナイズしてみたいと思いました。

なんせドコのクラスでも最重視されてるのが「企画力」だかんね。
徹底的に鍛えられているので面白い事が出来そうです。


やはり問題は、

いかに下心を抜けるかって事か。。。。。。

2007/04/23

【ID講座】デザインの基本中の基本中の基本

いままで前フリが随分長かったのですが、
今日からちゃんとした授業が始まりました。

在籍する「空間デザイン」クラスの中から、
「デザインコース」と「CADコース」と二つのコースを選択していまして、
前者はひたすらアナログライクにイラストや図面を手書きで描いたり、
後者はCADソフト「ベクターワークス」の使い方のみではなく、
フォトショップ、イラストレーターを駆使した
デジタル・プレゼンテーションの方法を学びます。

この他にも「照明プランニング」「カラーコーディネート」など
興味深いコースもあるんですが、予算の都合でコチラは辞退。

授業の最初にあたって講師のセンセーが非常にいい事を言っていました。
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よく「自分はセンスが無い」と言う人がいるけれど、
「センス」というのは誰もが等しく持っているもの。
一般的に「センスがいい」と言われる人は、
元々持っている感性や経験を
他者に伝える能力に長けているか否か、という違いのみ。
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つまり学ぶ意思さえあれば歳や才能に関係無く
誰でもクリエイティブな活動ができる、という事ですね。
27.8歳でバックボーンを何も持たずにDJを始めたボクには
非常に共感できる話です。

だからココでの勉強は、
「デザイン=クリエイト」というよりも、
「デザイン=プレゼンテーション」と捉えろとの事。

大いに納得。これこそがデザイナーの基本なんですね。


そしてプレゼンにおける基本中の基本は自己紹介。
先週オリエンテーションでやったにも関わらず、
講師が変わる度に自己紹介させられます。

前回は「リョータでーす!大工でーす!DJでーす!」で済んだのに、

今度は「何故大工なのか?何故DJなのか?」
そして「どうしてデザイナーの勉強をするのか?」
更には「その3つを関連性のあるライフスタイルとして簡潔に説明しなさい。」


・・・と、そこまで言わされます。
こういうmixi日記のような文章なら得意ですが、
元来口ベタなボクにはスピーチなんて大変です。

これはものすごくアタマ使いますよー。
みんなだってこういう立場に立たされたらスッゲー緊張する筈ですよ。


ニブい脳味噌を無理にクロックアップして
しどろもどろになりながら搾り出した言葉が、


「器と中身をトータルで空間演出するスキルを身につけたい」

とでました。
自分の番が終わった途端に耳から口からケツの穴から
煙がモウモウと噴き出してるのが実感wできましたよ。



自己紹介が一通り済んだ後は更なる試練が待ち受けていました。

一人一人にチューインガム状の直方体の積み木が5枚ずつ配られます。

はてはてコレでナニすんのぉ?と思いきや、


「この積み木を使ってアナタの好きな言葉を表現しなさい。」


は、はい!?


「制限時間は5分!」


ほへ!?


クラスじゅうが緊張と混乱の渦に。
みんなして積み木をイジってブツブツブツブツつぶやいてます。
5分という制限時間の為に皆して煙吹いてます。
傍から見たら物凄くアブない光景に見えるんでしょうねぇ。
怪しげな宗教でもそんな光景見られないはずですヨ。

ボクの前の奴は
螺旋階段上に積み重ねて「こここ、向上心」といいました。
横一直線に並べて「一本気!」という女の子もいました。

これは何つーか、心理テストも兼ねているのかもしれません。
生徒を緊張状態に追い詰めて潜在意識を引き出すテストです。
「好きな言葉」というのはさほど重要ではなく、
積み木の形がその人の偽らざる人間性を表しているようにも思えました。

こわー!

そこまでセンセーの意図が読めてしまったボクの回答は、

積み木をアルファベットの「H」の形に並べて、

「架け橋」と答えました。

「クライアントとオーディエンスを繋ぐデザインという架け橋。
ざっくばらんに人と物、人と人とを繋ぐ架け橋。」


どーだ!


もちろんこういう答えに優劣をつけるものではありませんが、
他の人達に伝わっている感触があったのでとりあえず満足。

「限られた条件の中と厳しい制約の中で物事を伝える」

デザインってそういう事なんだな。

2007/04/22

UNUSUAL SUSPECTS

80年代シカゴを舞台にしたハウス黎明期のドキュメンタリー映画、
「THE UNUSUAL SUSPECTS」公開初日に早速観て来ました。



平たく言ってしまえば、
ハウス黎明期を表から裏から支えた人たちのインタビュー集。
内容がマニアック過ぎるから、
誰彼構わず薦められる映画ではないですね。

ハウス関連の書籍を一通り読破しているボクでも、
知っている人、知っている曲はほんの一部。
(それだけ広く深い世界とも言えるけれど)

映像作品として観るとチープかつ荒削りで、
ストーリー性が皆無な為か中盤以降は思いっきりダレる。

よほどのツワモノorヲタクでなければ
楽しんで鑑賞する事は出来ないと思います。

とはいえ、

映画として受け取ろうとするとかなり退屈であっても、
インタビューと音源の羅列にメッセージを絡める、
というシンプルな映像の作り方は、
ある意味ハウスのマナー(サンプリング、アンチ・メジャー、D.I.Y)
に則ったものと解釈出来るし、
挿入される曲は歴史的にも重要なクラシックスばかりだし、
何よりオリジネイターからのメッセージは真摯で貴重なものです。
(映画が終わったら監督のチップEが出てきてトークショーになったしね)


3年前に公開された[MAESTRO]でのインタビューでは、
(コチラはNYのパラダイス・ガラージの話)

「パラダイス・ガラージは天国だった。」
「ラリー・レバンは凄いDJだった。」
「あれ以上のクラブは二度と出来ない。」

などなど過去の話に縛られているだけだったのに対し、

コチラの方に出てくる人達は過去から現在、未来へのビジョンを
明確に持っている事に非常に好感が持てました。

ナックルズやロン・ハーディが死んでもハウスは生き残る、という事。
シカゴやNYで廃れたとしてもロンドンやイビザ、東京がある、という事。

イビツでガサツで荒削りで、
それでいて扇情的かつ官能的なこの音楽は、
何があっても生き残る意思を持っている、
雑草のような文化だという事。


最後にチップEが出口に立って観客を見送ってくれる。
一人一人と握手をして「アリガトー!」と微笑んでくれる。
いち文化を築き上げるという偉業を成し遂げたオリジネイターと、
彼から見れば僻地の遊び人でしかないボクらとの間に、
垣根なんて全くないんだ、と教えて貰ったような気がしました。

2007/04/20

【ID講座】あれはサクラだったのか?

久々のID講座です。こないだの日曜から始まりました。

妙にマイミク増えたのでハナから説明さして貰いますとですね、
7年越しの借金返済が済んで折角だからタメになる(ダメになる?)
金の使い方しようと思い立ってガッコーに行く事にしました。
本業の大工とDJ/オーガナイズとのスキルが
モロに繋がる分野「インテリアデザイン」をチョイスして、
この春から「ガクセー」の肩書きを手に入れたわけで御座います。

学費は全てローンで(←やっぱりダメ)。


この日は本講義初日という事もあってオリエンテーション。
芝浦の超インテリジェントなビルに完成した、
おニュー校舎に行ってきました。

これから半年間、

一緒に勉強するクラスも確定。。。。

したのはいいんだけど、なんだか人数が少ない。


しかもオトコばっか。。。。


あれ?


こないだまでの体験学習の時より、

圧 倒 的 に 女 子 が 減 っ て ま す 。

あの時たくさん居たオニャノコ達はサクラだったのか?
ボクのスクールライフにも暗雲が立ち込めてきました(誤)。


仕方ないので、
クラスの中で最もアタマの悪そうなアンちゃんを3人誘って昼飯に。

「せっかくだから新歓コンパをデッチあげよう!」

ウチ等デザイナークラスはともかく、
インテリアコーディネーターコースや、
フォトグラファーコース、
ブライダルプランナーのコースには、

きっとオニャノコ沢山いるはずだぜ!

と、授業の数倍は真剣にミーティングしました。


しかしボク以外は全員20代前半と若い癖に、
いわゆる文化系のアンちゃん達だから
機動力に欠けそうな連中ばかり。

結局アニキ分扱いされてボクが仕切るハメになりそうです。



・・・って、オレは一体ナニしに学校行ってるんだっけ???


・・・むしろ、オレいくつだっけ?15さいくらい?







ま、まぁでもちゃんと勉強もしてますよ(焦)。
日曜までの宿題もあるんです。
宿題に追われる生活なんて中学生以来なんでアタフタしてます。
しかも形式ばった物ではなく「自由課題」に近いノリなんで、
やる気を出すまでが一苦労。

いや、むしろ出ませんよ。

「宿題やんないとダメな大人になるよ!」なんて、
ガミガミ五月蝿い母ちゃんとか居ないしさ。

もっとも、

そんなん居た所で宿題なんてやるワケなかったから、
こんな立派なダメ人間になれたんですがね。