キャリアスクールでの「先生見習い」になってから初めての授業がありました。
ボクの担当するコースは「インテリアCAD」って事で、
一年間の中で建築図面描いたり3DCG作ったりプレゼンボード作ったりと、
なかなかハードで気が狂いそうになる授業。
だいたいね、
このCADの授業って、
ボク自身受講生の時は3ヶ月でドロップアウトしてるんですから(爆)。
数あるコースの中でも挫折率トップを争うデンジャラスな授業なんです。
(なんでそんな奴をスタッフに雇うのかは謎だ。真面目に。)
それにしても初日は大変でしたねぇ。
授業は先生(本物)が一つ一つ操作を説明しながら作業をしていくんですが、
受講生がパソコンに慣れているか否か、或いはマックに慣れているかどうかで、
理解の度合いに大きな差が出てくるんですよ。
これはもう才能の差というよりは環境の差なので仕方ない。
「○○キーを押して△△メニューを出して寸法を入力してね・・・」
なんて言われてもチョット聞きそびれただけでもう大変。
マックの前に本人がフリーズしちゃうんですよ。
そんな「爆弾マークが顔に出てるコ」を見つけてフォローに回るのがボクの仕事。
アシスタント改め爆弾処理班二等兵です。
狭苦しいパソコン部屋の中でアチコチから呼び出されて、
「今の操作わかりません!」
「マウスが壊れてます!」
「かな入力出来ません!」
「電源落とせません!」
などなど、そんな悲鳴に逐一対応していくわけ。
まぁ対応っつってもね、
前述の通りボク自身マトモに授業を受けないできてるもんですから、
「いやー!そりゃオレにもわかんねー!センセー!助けて!」
なんて事もしばしば起こります。
「ココはね、このメニューからこうやって、、、あ!あれ!?消えちゃった!」
なんて自爆や誘爆もやらかします。
ボクがついている親方、じゃなくて先生といえば、
本まで出しちゃういっぱしの敏腕デザイナーなんだけど、
極度の喋り上戸なもんだからベラベラベラベラよく喋るんですよ。
受講生A「・・・あの、先生、今の所もう一度教えて下さい・・・」
先生「あいよ!今コッチのコについてるからアレだ!コジマ!お前行け!」
オレ「ハイ喜んで!」
受講生A「あ、すいません。。ここのショートカットの操作なんですが。。。」
オレ「ははん。コレね!コレ覚えると『プロっぽい』ぜー!モテるよ!マジで!」
きっと受講生もカルチャーショック受けてるんでしょうね。
「オシャレなインテリアデザイナーが教えるエキスパートCADの授業」を期待してきたのが、
このセンセとボクの授業では「5分に一度は話が脱線する新橋の居酒屋ノリ」。
ボク等はこのノリで面白いんだけど、
次の日曜の授業、
みんなちゃんと来てくれるかかなり不安です。