2007/09/23

佐藤可士和の超整理術

整理整頓を無上の苦痛に感じるボクの部屋には、
「整理術」だの「そうじ力」だの、
「片付けられない人のナンチャラカンチャラ」みたいな本が、

床 の 上 に 散 乱 し て い ま す 。

パソコンの中身やネット上のコミュニケーションは、
わりかし理路整然としている方なんですが、
(mixi日記とかもUPするまで何回も直すもんね)
リアルの方はカラッキシ駄目なんです。

「オマエは物事を考える順序が滅茶苦茶だ」と、
ウチのオヤジとか職場のジジィとか、
挙句の果てには遠い昔の歴代彼女にまで説教され続けて32年。

そんなボクが何故こういう整理系自己啓発本に弱いかと言いますとですね、





ズバリ。






叶わない夢を追い求めるのがオトコのロマンだからさ。







あああ。


小せぇ。


オレってチィせぇなぁ。。



正に「小さな巨人」だぜ。




そういうワケでまた懲りずに買っちゃいました。

「佐藤可士和の超整理術」
http://www.amazon.co.jp/%E4%BD%90%E8%97%A4%E5%8F%AF%E5%A3%AB%E5%92%8C%E3%81%AE%E8%B6%85%E6%95%B4%E7%90%86%E8%A1%93-%E4%BD%90%E8%97%A4-%E5%8F%AF%E5%A3%AB%E5%92%8C/dp/4532165946

このカシワさんってどんな人かと言うと、
グラフィックデザイナーで
クリエイティブディレクターで
アートディレクター。

最近ようやく6文字以上のカタカナ肩書きを
フリーズせずに演算処理出来るようになったボクのCPUでは、
要は「図案屋」兼「企画屋」として有名な人だそうで。

きっと「リノベーション♪」とか「コラボレーション♪」とかいう
謎の呪文を並べてハクい(←千葉弁)ネェちゃんにモテモテの錬金術師なんでしょう。

15年経ったらボクもこうなります。
皆さんも今のうちにボクの性春時代に華を添えて下さい。
是非とも。


それはさておき近頃世間で注目浴びてる広告なんかが、
実はこの人の手によるモノだったりしてナカナカ面白い。
見応えのあるHPはコチラ。http://kashiwasato.com/#

本の内容を一言でいってしまうと、
「魅力ある企画を搾り出す為には如何にして思考や情報を整理していくかが重要」
という事だそうで、本としても読み応えがあるのでボクのような整理本依存症でなくてもお勧めですわ。


整理とは直接関係ないトコで感銘を受けた一節を抜粋。
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僕の考えるアートディレクションは、自己表現が原動力ではありません。

「いろいろなジャンルのプロジェクトを数多く手がけていて、
アイデアが尽きることはないのですか?」

こう聞かれることも多いのですが、その心配は全くありません。

何故なら、答えはいつも、自分ではなく相手のなかにあるからです。
それを引き出すために、相手の思いを整理するということが、
すごく重要になってくるのです。
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素晴らしい。

そして新しい。

ユニクロとかスマップとか極生とかで、

さんざんテメェの名前を売った挙句にこの台詞。

新時代の職人気質ともいうべきか。

スゲェ格好イイと思いませんかね?



「自分の好きな曲をかけるのがDJプレイなのではなく、
オーディエンスの感情を曲で代弁するのがDJプレイなんです。」


みたいな。


おおお。


言 っ て み て ー 。


きっとモテモテだぜ(←この時点で間違い)。


ま、

ボクには到底無理そうな境地なようですが、
良い本良い言葉に出会えた事は間違いない。

せっかくの良い本も、

本棚に入れてしまうと返し読みしなくなるという悪癖があるので、

とりあえず床の上に置いておきます。

2007/09/15

【ID課題】alfa romeoショールーム





Google SketchUPで煮詰まる事2週間、
ようやくスケッチが完成しました。

いやぁ「産みの苦しみ」って奴を存分に味わいましたよ。

こんなんでも神経が参ってヨレヨレです。


平たく言ってしまえば「'80ディスコ風クルマショールーム」。


七色の床とかシャンデリアとかスモークマシンで霧を出したりとか、
パツキンのビキニのチャンネェ配置してみたり、
かなりフザけた事もやってみたけど、
試行錯誤と自問自答を繰り返しながら今の形に落ち着きました。

大理石の床→ブランドの重圧感
ベロア地の壁紙→イタリア車特有の官能と妖艶さ
白いパイプ風の装飾→現代的な技術と先進性
ミラーボール→隠し味としてのファンキーさ

そんな感じでイメージしています。





クルマの展示台の高さをかなり高めに設定して「高嶺の花」感を演出。
クルマにしてもオンナにしても、
「手が届くか届かないか」っていうトコが一番ソソられますよね。



前回よりも「ちゃんとショールームとして機能」するように、
テレビ置いたりパソコン置いたりしてます。
スタッフヤードはバーカウンターをイメージ。
パツキンじゃなくていいからハクいチャンネェにカマって欲しいよね。



商談スペースは展示台と同じ高さに設定して、
現実的に購入を検討出来る顧客だけが、
クルマと同じ目線に立つ事が可能になる。





・・・まだ足りない。
ホントはもっとコテコテでデンジャラスなデザインにしたいんだけど、

ボク自身はともかく、

パソコンの方がヤバいのでココら辺で抑えておきます。

やっぱり4万円のノートじゃグラフィック系は弱いわな。。



で、

この画像を元に、
プレゼンボードを作って、
CADで図面引いて、
模型を作って、

それでようやく完了なんですが、

期限が9/23。


・・・・・って、


絶 対 ム リ 。



キツいよこの授業(泣)。。。


2007/09/04

【ID新兵器】Google sketchUP

身体ブっ壊した為にガッコの課題が大幅に遅れて困ってますわー。

今回のお題は実在するブランドの物販店舗のデザイン。

16m四方という広い敷地という事で、せっかくだからクルマ屋サン、
泣く娘も濡らすアルファロメオを仮想クライアントに設定しました。

主力車種である2シーターのクーペとオープンを展示するショールーム。

車両価格は500万円だと。

実用性の少ない遊びグルマに500万円も出せるような人種なんてのは、
おのずと絞られてきますから、ターゲットも設定し易いのよね。

30代後半~40代の富裕層男性。

そしてこの層が青春時代を過ごしてきたであろう、

「70年代~80年代のディスコ」

をデザインソースに。

この頃のディスコの資料がナカナカ見つからないんだけど、
「ミラーボール」と「シャンデリア」と「ベロア地の壁紙」
があれば何とか雰囲気出せるでしょうね(←かなりいい加減)。


で、

次の授業の中間プレゼンまでに、
コンセプトとスケッチが必要なんで、
いまギョーカイで話題騒然のフリーソフト、
[google sketchUP]を手に入れてみました。

平たく言えば3次元お絵描き(製図も出来るヨ)ソフト。
今までの3Dデザインソフトよか圧倒的に使い易いそうな。

とはいえ、英語版しかないので覚えるのには苦労します。
お陰で今週はずっとコイツとガチンコ。

そして5日目にようやくカタチになってきました。