2008/10/14

【ID講座】デザインを語る術

学校を卒業し講師アシスタントの身分を得てもう半年。
その間に就職活動として様々な会社やデザイン事務所に応募をしています。

応募書類を送った15.6件のうち面接までこぎ着けたのが2件。
その2件さえも「・・・オマエ向いてないよ」と面接官の顔に書いてありました。

春先には「歳も歳だし前職と同じくらい貰わなきゃヤだよな」なんてナメてかかっていたのに、
夏が終わる頃には「12万でいいから使ってくだしゃい(泣)」なんてトコまで堕ちる始末。
とことん堕ちても面接以前で落とされるので原因もわからず対策も練れず、

「やっぱりオレみたいな奴がデザイナーになろうなんて無(以下略)」

なんてトコまで勝手に思い詰めて日々鬱々悶々としている毎日でありました。

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そんなウツな気分の中で前日記の中間プレゼン。
後輩であり生徒でもあるコ達が他の講師にガツンガツンに叩かれている姿を観て、
「そもそも『デザイン』って何だろう?『デザイナー』ってなんだろう?」という、
ある意味根源的な問いが自分の中に生まれました。

・・・何だろう?

理屈の上では漠然とは理解しつつも、未だ釈然としないまま。
まだまだ「デザイナーとは○○なのよ。」なんて語る術を持っていないんですよね。

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場面は変わって最近チョロチョロと手伝いにいってる大工仕事での出来事。
ボクと同い年のグラフィックデザイナーが出店するバーの工事。
予算が無いので激安のヤッツケ工事(←この親方はいつもそう)なので、
オーナーやその友達まで総動員でペンキ塗ったり大工仕事したり、
ハッキリ言って「文化祭ノリ」なんですがコレがまたすごく楽しい。

こういう楽しさを学校のコ達にも体験させてあげたい、なんて思った事もあるんだけど、
どうもコイツら汚れ仕事を極端に敬遠しているフシがあり、
冗談で誘っても思いっきり引かれてしまうんですよね。

ったく、自分の手も汚せねぇで何が「ものづくり」だよ。。
「作る」事と「創る」事の違い、
製造や制作と、創造は違うというのはボクにも分かっちゃいますけど、
やっぱり腑に落ちない思いがあるのも事実。



だけど、

ボクが今かかえている数々の悶々を一気に吹っ飛ばせる絶好の機会でもあるんですよね。
大工というよりは便宜上「工務店」という身分になるんでしょうが、
いずれは自ら客を取ってくるという事で、デザイナーとしての仕事も出来るって事です。
これならバーテン時代の経験も、DJやパーティオーガナイズの経験もガッツリと活かせる。

大工仕事は半人前だし、施工管理も設計も未経験。
更には左官、電気工事、設備工事も一人でこなし、
営業もマーケティングもイチから勉強しなきゃならなさそう。

ボクが「インテリアデザイン」を語る術を身につけるには、どうやらこの道しか無いようです。


というわけで、

起業します。

個人事業主としては10年ぶり2度目の挑戦。


誰もが一度は夢見るであろう「自分の店を持ちたい」という願いを、
このアタクシがカタチにしてみましょう。

業界ビクーリの激安価格で。

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